床ずれの治療と防止

床ずれ

床ずれとは、寝たきりの状態が長く続くと、腰、かかと、ひじ、肩などの骨の周りの皮膚や筋肉に体重が集中してかかることで血液の流れが悪くなり、皮膚の組織が死んでしまうこと。重症な床ずれになると皮膚に数cmの穴があくこともあります。床ずれは寝たきりの高齢者だけの症状と思っている方も多いと思いますが、年齢に関係なく誰にでも出来ます。



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また、床ずれは症状によって皮膚が赤くなる程度のステージTから、骨や筋組織まで損傷が及んでいるステージWまで4段階に分類されます。感染を招くと浅い床ずれでも治りが遅くなり、深い床ずれの場合は敗血症など生命にかかわる恐れもあります。

床ずれ治療

床ずれの治療の際は、バランスの良い食事とビタミンやミネラルを含む補助食品で栄養状態に気を付けるようにしましょう。ステージTの床ずれならマットレスの圧力を調整するなどして、患部が圧迫されなくなれば自然治癒する場合もあります。しかし、ステージU以上の床ずれの場合は必ず医師に相談します。一般的には滅菌シートや被覆材を使った治療が行われますが、重症の床ずれは専門的な治療が必要です。ステージWの床ずれになると外科的手術が必要となりますが、とくに高齢者の場合は難易度は高い手術になります。また、民間療法として患部を食品用ラップで覆う、通称「ラップ療法」と呼ばれているものがあります。最近では研究が進み、穴を開けたポリエチレンなどを使う方法もあるようですが、ラップ療法は学会でも取り上げられておらず否定的な意見が多いのです。感染を招いたり、床ずれが悪化した実例もあるので、ラップ療法には慎重な対応が必要です。

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床ずれ防止

床ずれの防止には予防策が不可欠です。もしも在宅介護が必要になった時は、介護する家族が床ずれの知識を持ち、床ずれの予防をすることが何より大切になってきます。床ずれの防止には2時間ごとに体の向きを変える「体位変換」の必要があると言われています。また、皮膚が湿っていると床ずれができやすいので、常に清潔で乾いた状態を保つようにします。かかとやひじなど床ずれができやすい部分は、スポンジ状の被覆材を使って保護することも効果があります。圧力やズレ力を吸収するウレタン製の体圧分散マットレス、ベッド、クッションなどの床ずれ予防用品も効果があります。どのようなマットレスやクッションが最適かは、床ずれの症状によって異なるので、医師やナースに相談してみましょう。ただし、床ずれ防止用品を使っても完全に圧迫をなくすことはできないので、あくまで患者の体位を頻繁に変えることの補助手段と認識しておくことです。

床ずれの治療は深刻な場合も多く、床ずれを防止するための予防が何よりも大切です。

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